BirdAmpとは?
BirdAmpは録音を聞いて、その音を出した鳥を教えてくれるアプリです。モデルはあなたの端末上で動き、6,000種以上に対応し、どのくらい確信があるかを率直に伝えます。
できること
アプリでその場で録音した音声でも手持ちのファイルでも、BirdAmpに渡せば、聞こえた種のランキングが検出時刻付きで返ってきます。検出をタップすると、その瞬間をブーストして再生でき、モデルが何を聞いたのか確かめられます。
野外で「今のは何?」に答えるための道具であり、何が入っているかわからないまま録った音声を見直すための道具でもあります。バードウォッチャーは予想の確認に、窓の外の鳴き声が好きな人はその主を知るために使っています。
Bird Boostの仕組み
野外録音が静寂の中の1羽だけ、ということはめったにありません。1羽の鳥に、ほかの3羽、マイクに当たる風、1キロ先の道路、そしてあなたの上着の袖の音が重なっています。識別の問題の多くは、実は分離の問題です。
BirdAmpはクリップを重なり合う短い区間に切り分け、それぞれをスペクトログラム、つまりどの周波数がいつ鳴っているかを示す画像に変換します。ラベル付きの膨大な鳥の鳴き声で学習したニューラルネットワークが、各区間を既知のすべての種と照らし合わせて採点します。検出をブーストすると、その鳥だけが混ざった音から再合成されます。これはアプリが判断の根拠を示す方法であり、かすかな声をあなたが確かめられるほど聞き取りやすくする方法でもあります。
重なり合う区間のスコアは互いに照合されるので、1つの区間に一度だけ現れた種は、クリップ全体を通して繰り返し現れる種よりも慎重に扱われます。
端末で動く理由
モデル全体がアプリに含まれ、端末内で動きます。識別のために何かが外部に送られることはありません。
- 電波がなくても使えます。面白い鳥の多くはそういう場所にいます。
- サーバーとのやり取りがないので、スマートフォンが計算できる速さで結果が出ます。
- 録音は収集されません。録ったものは、あなたが自分で共有しない限り端末に残ります。
結果の読み方
すべての検出には信頼度「高」「中」「低」が付きます。これは意図的です。生のパーセンテージは、モデルが持っていない精度を読み取らせてしまい、「87%」は見た目ほど多くを語りません。
- 高 – モデルは確信しています。よく見かける種をきれいに録音できていれば、たいてい正解です。
- 中 – ありそうなので確認する価値があります。ブーストした音声を聞いて、納得できるか確かめてください。
- 低 – 答えではなく候補です。記録する名前ではなく、もう一度耳を澄ますきっかけと考えてください。
できないこと
過大にアピールするより、限界を正直に伝えるほうが役に立ちます。
- 複数の鳥が同時に鳴くと混乱します。いちばん大きな声を答えて、その後ろの興味深い鳥を聞き逃すことがあります。
- マイクに強い風が当たると、録音が取り返しのつかないほど埋もれることがあります。ほとんどゴーという音だけのクリップは、どんな処理でも救えません。
- 物まねをする鳥は本当に厄介です。ほかの鳥の声を上手にまねるカケスは、聞こえるとおりの鳥として識別されます。音声にはそれしか含まれていないからです。
- とても遠い鳥は、使える信号がほとんど残っていないことがあります。
- ハシブトガラとコガラ、あるいは短く鳴いただけのムシクイ類のように声の似た種こそ、自信のある答えをいちばん疑ってかかるべき場面です。
- 識別するのは鳴き声です。キツツキのドラミングのような発声以外の音は別の問題で、確実には扱えません。
ほぼすべて、録音を良くすれば改善します。それが録音ガイドのテーマです。
使える場所
BirdAmpはブラウザで動くので、何もインストールせずにファイルをアップロードして答えを得られます。iOS・Android版アプリでは、その場での録音、識別結果のライブラリ、長いクリップでの高いパフォーマンスが加わります。